動画適性チェッカー|撮影した動画が行動解析に向いているか、その場で判定

行動解析ソフトを導入したものの、思ったように追跡できない。よくある原因は、ソフトではなく撮影条件にあります。カメラがわずかに揺れている、照明にムラがある、動物が背景と同化している。こうした条件は、映像を人間の目で見ている限り、問題があるようには見えません。

動画適性チェッカーは、手元の動画をアップロードするだけで、Be-Chaseの自動追跡に向いた撮影条件かどうかを100点満点で判定します。会員登録もログインも不要で、無料です。


何がわかるか

判定結果は、100点満点のスコアと、4段階のレベル(非常に良好/良好/やや注意/注意)で表示されます。合わせて、3つの評価軸それぞれの内訳と、改善すべき点が具体的に示されます。

評価軸配点見ているもの
カメラ固定度40点撮影中にカメラが動いていないか
照明・画質30点明るさが安定し、はっきり写っているか
ターゲットの見やすさ30点背景と区別でき、十分な大きさで写っているか

3つの評価軸

カメラ固定度(40点)

撮影中にカメラが動いていないかを見ます。

三脚などでしっかり固定されていれば高得点です。手持ちでの撮影や、途中でカメラを動かした場合は大きく減点されます。台や机に置いただけで、実験中に振動が伝わっている場合も点数が下がります。

配点が最も大きいのは、背景が動いてしまうと他の条件がどれだけ良くても追跡が成立しないためです。

照明・画質(30点)

映像が明るさ的に安定していて、はっきり写っているかを見ます。

減点されやすいのは、撮影中に画面全体の明るさが変わる場合です。カメラの自動露出機能がオンになっていると、動物が動くたびに明るさが調整されてしまいます。オフにできる機種であれば、オフにして撮影してください。

ピントが甘い映像や、小さく撮った映像を引き伸ばしたものも減点対象になります。

ターゲットの見やすさ(30点)

ターゲットが背景と区別できるか、そして十分な大きさで写っているかを見ます。

白い床に白いマウスのように、色が近いと減点されます。ただし、色そのものが違う必要はありません。明るさに差があれば区別できるため、白い床に対して薄いグレーの個体でも条件を満たす場合があります。

もうひとつは写っている大きさです。広いアリーナ全体を遠くから撮ると、ターゲットが小さすぎて追跡が不安定になります。アリーナが画面にちょうど収まるくらいまで寄って撮影してください。


何を測っていないか

誤解を避けるために書いておきます。以下は点数の対象外です。

  • 解像度、フレームレート(fps)、コーデック、ファイルサイズそのもの
  • 動画の長さ(「何秒以上必要」といった基準はありません)

高解像度であることが直接加点されるわけではありません。重要なのは、動物が判別できる大きさで、ぶれずに、安定した明るさで写っているかです。スマートフォンで撮影した動画でも、三脚で固定して適切な距離から撮れば、高いスコアになります。高価な機材を用意する必要はありません。

判定結果は保証ではありません

スコアが高くても、実際の解析が必ず成功することを保証するものではありません。判定は撮影条件の目安であり、実際の解析では、対象の動きの特徴や実験の設計など、他の要素も結果に影響します。

逆に、スコアが低い場合は、改善の余地がどこにあるかが明確になります。判定結果には「カメラを三脚などで完全に固定してください」「照明を一定に保ち、カメラの自動露出機能をオフにしてください」といった、具体的な改善ポイントが表示されます。撮影のやり直しが必要かどうかを、解析を始める前に判断できることが、このツールの主な役割です。


アップロードした動画について

判定が終わり次第、動画はサーバーから削除されます。 判定に失敗した場合も同様です。

  • 動画は保存されません。データベースにも記録されません
  • 解析ジョブや共有ストレージには一切載りません
  • 会員登録が不要なため、氏名やメールアドレスも取得しません
  • ファイル名も保存されません

短時間に多数の判定が行われることを防ぐため、同一のネットワークからの利用回数には制限があります(10分間に10回まで)。


利用条件

項目内容
会員登録・ログイン不要
費用無料(Be-Chaseの契約や解析時間とは無関係)
対応形式MP4 / MOV / M4V / AVI / MKV / WEBM
ファイルサイズ上限200MB
動画の長さ制限なし(ただし転送時間がかかるため、短く切り出したものを推奨)
スマートフォン対応(iPhoneのMOV、AndroidのMP4も判定できます)

判定にかかる時間は、動画の転送時間と、高解像度の場合は内部処理の時間によって変わります。長い動画や大きなファイルの場合は、実験の一部を数十秒ほど切り出したもので試すと、結果が早く確認できます。撮影条件の判定が目的なので、動画全体をアップロードする必要はありません。


こんなときに使えます

Be-Chaseの導入を検討している段階で 契約する前に、自分の実験室の撮影環境で使えそうかを確かめられます。カタログを読むより、実際の動画を1本試すほうが確実です。

追跡がうまくいかないとき 解析結果が不安定な場合、原因が撮影条件にあるのか、設定にあるのかを切り分けられます。

撮影環境を新しく作るとき カメラの位置や照明を調整しながら、その都度テスト撮影して判定する。この繰り返しで、解析に適した環境を短時間で詰められます。

撮り溜めた動画を解析したいとき 過去に撮影した動画が解析に使えるかどうかを、事前に確認できます。


撮影条件について詳しく知りたい方へ

試験ごとの撮影の注意点は、それぞれの解析方法の記事で解説しています。

Be-Chase自体の機能や料金については、行動解析ソフトの価格比較でも他社ツールと合わせて整理しています。


動画をチェックする

登録不要・無料でご利用いただけます。アップロードした動画は、判定後に削除されます。

動画適性チェッカーを開く

撮影環境を調整しながら繰り返し確認する場合は、チェッカーのページを直接ブックマークしていただくと便利です。

判定結果についてのご質問や、Be-Chaseの導入のご相談は、お問い合わせからどうぞ。その他のご不明な点はよくあるご質問もご覧ください。